CE リスクアセスメント書類一覧表
機械・設備を中心としたCE適合実務におけるリスクアセスメント関連文書の整理表
| No. | 書類名 | 主な内容 | 必須度 | 作成目的 | 実務上のポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ①リスクアセスメント実施表 | 危険源の特定、危険状態、想定される危害、発生頻度、重篤度、リスク低減措置を一覧化 | 必須 | 製品・機械に存在する危険を体系的に把握するため | 最も基本となる文書。設計変更時は必ず更新する |
| 2 | ②危険源一覧表 | 機械的危険、電気的危険、熱的危険、騒音、振動、ソフトウェア異常、保守時危険等の洗い出し | 必須 | 危険源の漏れを防止するため | EN ISO 12100の危険源分類に沿って整理すると実務上使いやすい |
| 3 | 使用条件・合理的に予見可能な誤使用一覧 | 通常使用、異常使用、誤操作、保守・清掃・調整・非常時対応などを整理 | 必須 | 使用環境と誤使用を前提に危険を評価するため | 実際の現場運用を想定して記載することが重要 |
| 4 | ③リスク見積りシート | 危害の重篤度、発生確率、暴露頻度、回避可能性などを数値又は区分で評価 | 必須 | リスクの大小を客観的に判断するため | 社内基準を決め、評価方法を統一する |
| 5 | ④リスク低減措置一覧 | 本質安全設計、安全防護、インターロック、警告表示、取扱説明書への記載内容を整理 | 必須 | 特定したリスクに対し、どのような低減措置を講じたかを示すため | 「設計で除去」「保護装置」「情報提供」の順で整理すると明確 |
| 6 | 残留リスク一覧表 | 対策後も残るリスクと、その通知方法(警告ラベル、マニュアル記載等)を整理 | 必須 | 最終的に残るリスクを適切に周知するため | ユーザーへの注意喚起内容と整合させる |
| 7 | 安全要求事項対応表 | 適用法令の必須要求事項と、どの設計・試験・文書で対応したかを対応付ける表 | 必須 | 法的要求事項への適合性を明確化するため | 機械規則・指令の附属書要求との紐付けに有効 |
| 8 | 適用規格一覧表 | 適用したEN規格、規格版、適用範囲、不適用項目の有無を整理 | 必須 | どの規格を根拠に安全設計したかを明示するため | Type-A、Type-B、Type-Cで分けると管理しやすい |
| 9 | 安全機能一覧表 | 非常停止、ガード監視、ドアスイッチ、安全PLC、安全センサ等の安全機能を整理 | 該当時必須 | 安全制御機能の内容を明確化するため | 電気安全・制御安全がある機械ではほぼ必要 |
| 10 | 安全機能検証記録 | 安全回路の動作確認、試験結果、妥当性確認、故障時挙動の確認記録 | 該当時必須 | 安全機能が設計どおり働くことを立証するため | 試験成績書やチェックリストと紐付ける |
| 11 | PL / SIL 評価書 | 安全関連制御系の性能レベルまたは安全度水準の算定・検証 | 該当時必須 | 安全制御の信頼性を証明するため | EN ISO 13849-1 / IEC 62061 を使う場合に重要 |
| 12 | 検証・妥当性確認報告書 | 設計したリスク低減措置が十分かどうかの確認結果 | 必須 | 実装した対策の有効性を確認するため | 試験結果、写真、図面番号とリンクさせると強い |
| 13 | 警告表示・ラベル一覧 | 製品本体に貼付する警告ラベル、表示文言、貼付位置を一覧化 | 該当時必須 | 残留リスクの伝達措置を明確化するため | マニュアルの警告文と一致させる |
| 14 | 取扱説明書リスク記載対応表 | リスクアセスメントで出た危険が、取扱説明書のどこに反映されているかを整理 | 推奨 | 文書間整合性を確保するため | 監査やレビュー時に非常に有効 |
| 15 | 設計変更履歴・改訂記録 | 設計変更に伴うリスク再評価と改訂内容の記録 | 必須 | 最新版のリスク評価であることを示すため | 図面改訂、部品変更、ソフト更新時は連動更新する |
実務上の補足
1. 最低限そろえるべき中核文書は、
①リスクアセスメント実施表
②危険源一覧表
③リスク見積りシート
④リスク低減措置一覧
⑤残留リスク一覧です。
2. 電気制御を含む機械では、安全機能一覧表、PL/SIL評価書、安全機能検証記録まで作ると実務上かなり強い構成になります。
3. この一覧表は、CE Technical Fileの「Risk Assessment」章や「Annex: Safety Documentation Index」にそのまま転用できます。
■CEマーク技術文書・自己宣言書作成代行サービスは【こちら】
1. 最低限そろえるべき中核文書は、
①リスクアセスメント実施表
②危険源一覧表
③リスク見積りシート
④リスク低減措置一覧
⑤残留リスク一覧です。
2. 電気制御を含む機械では、安全機能一覧表、PL/SIL評価書、安全機能検証記録まで作ると実務上かなり強い構成になります。
3. この一覧表は、CE Technical Fileの「Risk Assessment」章や「Annex: Safety Documentation Index」にそのまま転用できます。
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